ブラジルのことが大好きすぎて困るほど大好きな私は、ブラジルについて沢山知りたいという思いから、音楽とダンスが融合した格闘技カポエラを始めました。
カポエラを楽しむだけではなく、ブラジル人の友人も増え、公私ともに充実した日々を送っています。
友人の中にはまだまだ日本語ができない友人も多いですが、私もブラジルの言葉を覚えたいので、ジェスチャーを交えながら交流を深めています。
そして先日、ブラジル人の友人からとある話を聞いたのです。
日本語があまり出来ないはずなのにバイトスタート
体調を崩したり仕事が忙しかったりと、私は最近なかなかカポエラの練習に参加することができなかったのですが、先日久々にカポエラの練習をしに行きました。
ブラジル人の友人も多数参加していて、その中の一人がバイトをすることが決まったと伝えてきたのです。
私はそれを聞いてびっくりしました。
そのブラジル人の友人はまだあまり日本語ができないのです。
ジェスチャーを交えながら日本語で伝えると、単語の意味をくみ取って何となく理解することはできますが、バイトができるまでの交流は難しいのではないかと思いました。
どのようなバイトをするのかと尋ねると、横浜市の外構工事業者で働き始めるということでした。
外構工事ということは肉体労働ではありますが、やはり言葉でコミュニケーションが取れなければ難しいのではないかと感じました。
バイトが決まった外構工事業者も、よく日本語が分からない友人のことを採用したなと不思議に思ってしまいました。
社長さんがポルトガル語を話せるらしい!
私は失礼ながらも友人に、日本語が話せないのにバイトが務まるのかと聞いてしまいました。
すると友人は、バイトに採用された理由を教えてくれたのです。
なんと外構工事業者の社長さんがポルトガル語を話せるということでした。
友人は1か月ほど前に横浜市内を歩いていた時に、民家の庭先から聞きなれたポルトガル語が聞こえてくるのに気付いたそうです。
庭先をのぞいてみると、外構工事業者の社長さんが、ポルトガル語で電話をしていたということです。
ポルトガル語を話せる人がいるのであれば、働かせてもらえるのではないかと思い、思いきってその外構工事業者を突き止めて連絡をいれたそうです。
私は彼の勇気にびっくりしました。
社長さんはすぐに面接をしてくれて、ブラジルの話で盛り上がり、日本語がうまく話せないけれども採用されたということです。
友人は初めて日本でバイトができるということで本当に喜んでいました。
このように言葉がきっかけで友人のバイトも決まり、私も心からうれしく思います。